宅建試験 権利関係法令レジュメ 体系番号8

宅建試験 権利関係法令レジュメ 体系番号8

●委任契約 (権P30 8-1)


#001 委任契約とは…


・当事者の一方(委任者)が法律行為(ex.売買契約の締結)をすることを相手方に委託し、相手方(受任者)がこれを承諾することによって、その効力を生じる


#002 宅建業者が行う「代理権の授与を伴う委任契約」の例は…

・宅建業者が、売買・交換・貸借の契約に「代理」で関与する


#003 宅建業者BがAC間の売買契約に、買主Aの代理人として、「代理」で関与する場合の契約書等の名義は…

・売主=相手方  買主=「Aの代理人 B」


#004 宅建業者が行う「代理権の授与を伴わない委任契約」の例は…

・宅建業者が、売買・交換・貸借の契約に「媒介」で関与する


#005 宅建業者BがAC間の売買契約に、買主Aと媒介契約を締結して、「媒介」で関与する場合の契約書等の名義は…

・売主=相手方  買主=A(委任者)


●委任者の義務 (権P31 8-2)

#006 委任者に報酬支払義務はあるか…


・無償が原則なので報酬支払義務はない
*無償契約・片務契約


#007 委任者に報酬支払義務が発生する場合とは…

・特約により有償と定めた場合は、事務終了後の後払いをしなければならない
*有償契約・双務契約


#008 受任者の責めに帰することができない事由によって、履行の中途で終了したときでも、委任者に報酬支払義務はあるか…

・受任者の責めに帰することができない事由によって、履行の中途で終了したときは、受任者の請求により、既にした履行の割合に応じて、報酬を支払わなければならない


#009 委任事務処理に関して、費用が発生する場合の委任者の費用負担義務は…

・委任事務処理に関して、費用が発生する場合、受任者の請求により、前払いしなければならない


#010 委任事務処理に関して、費用が発生した場合の委任者の費用負担義務は…

・委任事務処理に関して、費用が発生した場合、受任者の請求により、出費した費用と支出日以降の利息を償還しなければならない


#011 委任事務を処理するのに必要と認められる債務を受任者が負担したときの委任者の義務は…

・委任事務を処理するのに必要と認められる債務を受任者が負担したときは、受任者の請求により、受任者に代わって弁済をしなければならない
*その損害の賠償もしなければならない


#012 受任者が、委任事務処理に関して、過失なく損害を受けたときの委任者の損害賠償義務は…

・委任事務処理に関して、受任者が自己に過失なく損害を受けたときは、受任者の請求により、その損害の賠償をしなければならない


●受任者の義務 (権P31 8-2)

#013 受任者の注意義務の種類は…


・善良なる管理者の注意をもって、委任事務を処理する義務を負う(善管注意義務)
*報酬の有無は問わない


#014 受任者の委任事務終了前の報告義務はあるか…

・委任者の請求があればいつでも、報告する義務を負う


#015 受任者の委任事務終了後の報告義務はあるか…

・委任事務終了後、遅滞なく(委任者の請求がなくても)報告する義務を負う


#016 受任者が受領した物の引渡し義務はあるか…

・委任事務処理に関して受領した金銭その他の物(果実を含む)を委任者に引渡ししなければならない


#017 受任者が取得した権利の移転義務はあるか…

・委任事務処理に関して、受任者名義で取得した権利を委任者に移転しなければならない


#018 受任者が金銭を消費した場合の賠償義務はあるか…

・委任事務処理に関して、自己のために金銭を消費した場合、消費した日以降の利息の支払いおよび、損害を賠償しなければならない


●義務違反 (権P31 8-2)

#019 委任者の義務、受任者の義務に違反した場合の処理は…


・委任者の義務、受任者の義務に違反した場合は、債務不履行責任を負う


●各当事者の解除権 (権P31 8-2)

#020 どのような場合に委任契約を解除できるか…


・委任者・受任者のいずれからでも、いつでも、無理由で解除できる


#021 委任契約を解除する場合に損害を賠償しなければならない場合とは…

・相手方の不利な時期に解除するには、やむを得ない理由がある場合を除いて、損害を賠償しなければならない


●委任の終了 (権P31 8-2)

#022 委任の終了事由のうち、本人に関するものは…


・死亡 ・破産手続開始の決定 ・解除


#023 委任の終了事由のうち、代理人に関するものは…

・死亡 ・後見開始の審判 ・破産手続開始の決定 ・解除


#024 委任が終了する場合でも、必要な処分をする義務を負う場合とは…

・委任が終了する場合でも、急迫の事情があるときは、受任者・その相続人・法定代理人は、委任者・その相続人・法定代理人が委任事務を処理することができるまでの間、必要な処分をする義務を負う


#025 委任者の相続人は、受任者たる地位を承継するのか…

・委任者の相続人は、受任者たる地位を承継するわけではない(一身専属権)


#026 委任の終了事由が生じた時でも、相手方に委任の終了を対抗できない場合とは…

・委任の終了事由が生じた時でも、相手方に通知したときまたは相手方が知ったときでなければ、相手方に委任の終了を対抗することはできない
➩委任契約上の義務を負う


2011年版・平成23年度受験用 '11.09.16 更新



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