宅建試験 権利関係法令レジュメ 体系番号3 その2

宅建試験 権利関係法令レジュメ 体系番号3 その2

●無権代理 代理人として行った行為に代理権がなかった場合の効果 (権P16  3-8)

#022 代理人として行った行為に(1)代理権がなかった場合の効果は本人に帰属するか…


・原則として、無権代理行為は、本人に効果帰属しない


#023 では、代理人として行った行為に(1)代理権がなかった場合の効果は代理人と相手方間に帰属するのか…

・顕名はしているので、代理人と相手方間にも効果帰属しない


●無権代理の効果① 無権代理の場合に本人ができること (権P16 3-8)

#024 無権代理の場合に本人ができることとは…


・本人は、無権代理人の行為を追認することができる


#025 本人が追認すると、どのような効果が発生するか…

・本人と相手方間に効果が帰属する


#026 本人は、誰に対して追認できるか…

・相手方または無権代理人に対して追認できる


#027 無権代理人に対して追認した場合、追認したことを相手方にも主張できるか…

・無権代理人に対する追認は、相手方がその事実を知るまでは、追認したことを主張できない


#028 本人が追認することに制限はあるか…

・相手方が取消権を行使した場合は、追認できなくなる


#029 本人は自ら追認を拒絶することができるか…

・本人は、追認する意思のないことを表示することができる


#030 本人が追認を拒絶すると、どのような効果が発生するか…

・本人と相手方間に効果が帰属しないこと(無効)が確定する


●無権代理の効果② 無権代理の場合に相手方ができること その1 (権P16 3-8)

#031 無権代理の場合の相手方の催告権とは…

・相手方は、本人に対して、相当の期間を定めて、追認するか否か確答すべき旨を催告できる


#032 本人が期間内に確答を発しないときは、どのように処理されるか…

・期間内に確答がなかった場合、追認を拒絶したものとみなされる


#033 どのような相手方が催告権を行使できるか…

・単に催告するだけなので、悪意の相手方でも催告できる


#034 悪意の相手方とは…

・無権代理行為であったことを知っていた相手方をいう


●無権代理の効果③ 無権代理の場合に相手方ができること その2 (権P16 3-8)

#035 無権代理の場合の相手方の取消権とは…


・相手方は、意思表示を取消しすることができる


#036 相手方が取消権を行使すると、どのような効果が発生するか…

・本人と相手方間に効果が帰属しないこと(無効)が確定する


#037 どのような相手方が取消権を行使できるか…

・善意の相手方が取消権を行使できる


#038 相手方が取消しすることに制限はあるか…

・本人が追認した場合は、取消しできなくなる


●無権代理の効果④ 無権代理の場合に相手方ができること その3 (権P17  3-8)

#039 無権代理の場合の相手方の履行請求または損害賠償請求とは…

・相手方は、無権代理人に対して、履行請求または損害賠償請求を選択して行使できる


#040 どのような相手方が履行請求または損害賠償請求権を行使できるか…

・善意・無過失の相手方が履行請求または損害賠償請求権を行使できる


#041 相手方が履行請求または損害賠償請求することに制限はあるか…

・本人が追認した場合は、履行請求または損害賠償請求できなくなる


#042 無権代理人に行為能力がない場合でも、履行請求または損害賠償請求することができるか…

・無権代理人に行為能力がない場合(ex.制限行為能力者)は、履行請求または損害賠償請求できない


●無権代理の効果⑤ 無権代理の場合に相手方ができること その4 (権P17 3-8)

#043 無権代理の場合、表見代理はどのような場合に成立するか…


・相手方が無権代理人に代理権があると誤信させるられるような特別な事情があって、本人の帰責性も認められる場合には、表見代理が成立する


#044 表見代理が成立すると…

・本人は、自己への効果帰属を拒めず、相手方が、表見代理を主張すると本人と相手方間に効果が帰属する


#045 どのような相手方が表見代理を主張できるか…

・善意・無過失の相手方が表見代理を主張できる


#046 表見代理の成立する3類型とは…

・(1)権限を与えた旨表示したが実際には与えていない場合
  ex.代理人になってもらったと言ったのに、実際には代理権を与えていなかった場合

・(2)代理人がその権限外の行為をした場合
  ex.借金をする代理権しか授与されていないのに売買契約を行った
  ex.抵当権を設定する代理権しか授与されていないのに売買契約を行った
  ex.賃貸借契約締結の代理権しか授与されていないのに売買契約を行った

・(3)代理権の消滅後に代理行為を行なった場合
  ex.本人の死亡後に代理行為を行った
  ex.代理人が破産手続開始の決定を受けた後に代理行為を行った


#047 表見代理の成立する場面で、相手方は表見代理の主張をしなければならないのか…

・相手方は、表見代理の主張をせず、無権代理人の責任(履行請求または損害賠償請求)を追及することもできる
・相手方は、表見代理の主張をせず、取消権を行使することもできる


●無権代理と相続 (権P18 3-9)

#048 本人が無権代理人を単独相続した場合、本人は、追認を拒絶することができるか…


・本人は、本人の地位に基づいて、追認を拒絶することができる


#049 本人と相手方間の行為は、当然に有効となるか…

・当然に有効とはならない


#050 本人が無権代理人を単独相続した場合、無権代理人としての責任は…

・相続により無権代理人の責任を承継するので、無権代理人としての責任を負うことになる


#051 無権代理人が本人を単独相続した場合、無権代理人は、追認を拒絶することができるか…

・無権代理人は、相続した本人の地位に基づいて追認を拒絶することはできない


#052 本人と相手方間の行為は、当然に有効となるか…

・当然に有効となる


#053 本人が追認拒絶した後に、無権代理人が本人を単独相続した場合でも、追認を拒絶することはできないのか…

・本人が追認拒絶した後に、無権代理人が本人を単独相続した場合は、無権代理人は、本人の行なった追認拒絶の効果を主張できる


2011年版・平成23年度受験用 '11.09.14 更新



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