宅建試験 権利関係法令レジュメ 体系番号3 その1

宅建試験 権利関係法令レジュメ 体系番号3 その1

●代理  代理人と相手方間で行った行為の効果が本人帰属する場合 (権P14 3-1)

#001 代理人が本人の代理人として相手方と売買契約を締結する場合など、代理人の行った行為の効果が本人に帰属するためには((1)~(3))…


・(1)代理権の授与があり、(2)代理人が顕名をして、(3)代理行為をしたことが必要


●顕名主義  代理人が顕名をしないで行なった行為の効果 (権P14 3-2)

#002 代理人が(2)顕名をしないで行なった行為の効果は誰に帰属するか…


・本人のためにすることを示さないで行なった代理行為の効果は、原則として本人に帰属せず、自己(代理人)のためになしたものとみなされ、代理人と相手方間に効果が帰属する


#003 代理人が(2)顕名をしないで行なった行為の効果が、例外的に本人と相手方間に帰属する場合は…

・相手方が本人のためにすることを知り(悪意)、または知ることができたとき(善意有過失)は、本人と相手方間に効果が帰属する


●代理行為の瑕疵  代理人が行った意思表示に問題がある場合 (権P14 3-3)

#004 代理行為の詐欺・強迫等の有無(意思表示に問題があったかどうか)は、誰をを基準に判断するか…


・詐欺、強迫等の有無(意思表示に問題があったかどうか)は、意思表示をした代理人を基準に判断する


#005 取消権は、誰が行使できるか…

・取消権は、法律効果が帰属することになる本人のみが行使できる


#006 取消権を行使できない場合は…

・代理人がだまされていることを本人が知っていた場合などは、取消しできない


#007 代理人が錯誤によって契約した場合の無効の主張は認められるか…

・代理人が重過失なく要素の錯誤によって契約した場合、本人は無効の主張ができる


●代理人の能力  制限行為能力者が代理人として行った行為の効果 (権P15 3-4)

#008 制限行為能力者でも代理人になることができるか…


・代理人は、行為能力者であることを要しないので、制限行為能力者でも代理人になることができる


#009 制限行為能力者が代理人として行った行為は、制限行為能力を理由に取消しできるか…

・制限行為能力を理由に代理行為を取消しすることはできない


●復代理  代理人がさらに代理人を選任し、本人のために代理行為を行なわせる関係 (権P15  3-5)

#010 代理人が復代理人を選任できる場合とは…


・代理人は、本人の許諾を得たとき、または、やむを得ない事由があるときでなければ復代理人を選任できない


#011 復代理人を選任した代理人の責任は…

・本人に対して、選任および監督について責任を負う


#012 本人の指名に従って復代理人を選任した代理人の責任は…

・原則として、本人に対して、選任および監督について責任を負わない


#013 本人の指名に従って復代理人を選任した代理人が例外的に責任を負う場合とは…

・復代理人が不適任・不誠実なことを知りながら本人に通知せずまたは解任しなかった場合は責任を負う


#014 代理人が復代理人を選任すると自己の代理権を失うか…

・代理人は、復代理人を選任しても自己の代理権は失わない


#015 代理人の代理権が消滅すると、復代理人の代理権は消滅するか…

・代理人の代理権が消滅すると、復代理人の代理権も消滅する


●自己契約・双方代理  事実上、代理人が自分ひとりで法律行為を行う場合の制限 (権P15 3-6)

#016 自己契約および双方代理は原則として禁止されるが、例外的に、自己契約および双方代理が制限されない場合とは…


・本人の許諾した行為 ・債務の履行 ・登記の申請など


#017 自己契約および双方代理の禁止に反する行為は無効となるのか…

・無権代理として処理される


●任意代理権の消滅事由 (権P15 3-7)

#018 任意代理権の消滅事由のうち、本人に関するものは…


・死亡 ・破産手続開始の決定 ・解除


#019 任意代理権の消滅事由のうち、代理人に関するものは…

・死亡 ・後見開始の審判 ・破産手続開始の決定 ・解除


#020 本人の死亡によって、委任による登記申請の代理権は消滅するか…

・委任による登記申請の代理権は、本人の死亡によって消滅しない


#021 代理権の消滅と第三者との関係は…

・代理権の消滅は、善意・無過失の第三者に対抗できない


2011年版・平成23年度受験用 '11.09.14 更新



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