宅建試験 権利関係法令レジュメ 体系番号2 その1

宅建試験 権利関係法令レジュメ 体系番号2 その1

●制限行為能力者制度 ※意思表示をした人に問題があった場合 (権P10 2-1)

#001 意思無能力者の行った法律行為(≒意思表示)は…

・意思無能力者の行った法律行為は、無効


#002 制限行為能力者とは…

・一般の人に比べて経済的な判断能力が不十分だと思われる者をいい、一定の者の請求に基づく家庭裁判所の審判(未成年者を除く)により、制限行為能力者として保護される
*未成年者・成年被後見人・被保佐人・被補助人の4種類に分類される


#003 制限行為能力者が一時的に事理弁識能力を回復している場合でも保護されるか…

・家庭裁判所の審判の取消しがない限り、一時的に事理弁識能力を回復している場合でも保護される


●未成年者 (権P10 2-1)

#004 未成年者とは…


・満20才未満の者をいう


#005 未成年者が婚姻すると…(成年擬制)

・婚姻した者は成年に達したものとみなされる
*婚姻をするには、原則として父母の同意が必要となる
*男は満18才、女は満16才にならなければ、婚姻することができない


#006 未成年者はどのように保護されるか…

・未成年者が単独で法律行為をするには法定代理人の同意を得なければならない(例外がある)
➩未成年者が法定代理人の同意を得ないで単独でした行為は、原則として取消しできる
➩法定代理人(親権者または未成年後見人)が法定代理して法律行為を行うのが一般的


#007 未成年者がした行為を例外的に取消しできない場合(4つ)とは…

・法定代理人の同意を受けている行為の場合
・許可された営業に関する行為の場合
・法定代理人が許可した財産の処分の場合
・もっぱら権利を得、または、義務を免れるだけの行為の場合


●成年被後見人 (権P10 2-1)

#008 成年被後見人とは…


・精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況である者をいう


#009 成年被後見人はどのように保護されるか…

・成年被後見人が単独で法律行為をすることはできない
➩法定代理人(成年後見人)が法定代理して法律行為を行う


#010 成年被後見人が単独でした行為を例外的に取消しできない場合とは…

・日用品の購入その他日常生活に関する行為の場合


#011 成年後見人の同意を得て、成年被後見人がした行為は取消しできるか…

・成年後見人には同意権はなく、仮に、成年後見人の同意を得た行為であっても取消しできる


#012 成年後見人が、成年被後見人に代わって行為をする場合に、家庭裁判所の許可を得なければならない場合とは…

・成年被後見人の居住用の建物またはその敷地について、売却・賃貸・賃貸借の解除・抵当権の設定などの処分をする場合


●被保佐人 (権P10 2-1)

#013 被保佐人とは…

・精神上の障害により事理を弁識する能力が著しく不十分である者をいう


#014 被保佐人はどのように保護されるか…

・被保佐人が単独で法律行為をするには保佐人の同意を得なければならない(例外がある)
➩被保佐人が保佐人の同意を得ないで単独でした行為は、原則として取消しできない


#015 被保佐人が単独でした行為を例外的に取消しできる場合とは…

・保佐人の同意または家庭裁判所の許可のない「重要な法律行為」及び家庭裁判所の審判により定められた行為は取消しできる


●被補助人 (権P10 2-1)

#016 被補助人とは…

・精神上の障害により事理を弁識する能力が不十分である者をいう


#017 被補助人はどのように保護されるか…

・被補助人が単独で法律行為をするには補助人の同意を得なければならない(例外がある)
➩被補助人が補助人の同意を得ないで単独でした行為は、原則として取消しできない


#018 被補助人が単独でした行為を例外的に取消しできる場合とは…

・補助人の同意または家庭裁判所の許可のない「重要な法律行為」の内、家庭裁判所の審判により定められた行為は取消しできる


●「重要な法律行為」 (権P10 2-1)

#019 「重要な法律行為」に該当する行為とは…


・不動産その他重要な財産に関する権利の得喪を目的とする行為
 ex.売買契約・抵当権設定契約
・新築、改築、増築、大修繕の請負契約等の締結
・土地について5年を超える賃貸借契約 
・建物について3年を超える賃貸借契約
・借財(借金)または保証をすること 
・元本を領収し、またはこれを利用すること
・相続の承認・放棄または、遺産の分割をすること
・訴訟行為・贈与・和解・仲裁合意をすること
・贈与・遺贈を拒絶し、または負担付の贈与・遺贈を受諾すること


●保佐人または補助人の同意に代わる家庭裁判所の許可 (権P10 2-1)

#020 保佐人または補助人の同意に代わる家庭裁判所の許可とは…


・被保佐人または被補助人の利益を害するおそれがないにもかかわらず、保佐人または補助人が同意をしないときは、家庭裁判所は、被保佐人または被補助人の請求により、同意に代わる許可を与えることができる


2011年版・平成23年度受験用 '11.09.14 更新



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