宅建試験 権利関係法令レジュメ 体系番号12 その1

宅建試験 権利関係法令レジュメ 体系番号12 その1

●物権変動・177条 (権p44 12-1)


#001 不動産を取得した場合、登記がなければ、「第三者」に対抗することができないのか…

・不動産に関する物権の得喪および変更(所有権の取得等)は、権利者であっても登記がなければ、「第三者」に対抗することができない


#002 「第三者」とは…

・「第三者」とは、登記の欠缺(相手方が登記を備えていないこと)を主張するについて正当な利益を有する第三者に限られる


●「第三者」にあたる例 ・・・登記がなければ対抗できない第三者 (権P44 12-1)

#003 (1)A→B売買、(2)A→C売買の場合のB・C間の関係は…


「二重譲渡型(典型例)」
・BはCに対し、CはBに対し、登記がなければ対抗できない


#004 (1)A→B売買、(2)A→C売買の「二重譲渡型」の場合に、第二買主Cは悪意でも、登記を先に備えればBに対抗できるか…

「単なる悪意者」
・Cは悪意でも、登記を先に備えればBに対抗できる


#005 A・Cが共有する不動産のA持分について、A→C売買された場合のB・C間の関係は…

「他の共有者」
・BはCに対し、CはBに対し、登記がなければ所有者(共有者)であることを対抗できない


#006 (1)A→B通謀虚偽表示による売買、(2)B→C売買、(3)A→D売買の場合のD・C間の関係は…

「虚偽表示による仮装譲受人からの善意の第三者」
・DはCに対し、CはDに対し、登記がなければ対抗できない


●「第三者」にあたらない例 ・・・登記なくして対抗できる第三者 (権P44 12-1)

#007 A→B売買の場合のA・B間の関係は…


「当事者」
・当事者は、「第三者」にあたらないので、BはAに対して、登記なくして所有権を対抗できる 


#008 (1)A→B売買、(2)A→X相続の場合のB・X間の関係は…

「包括承継人」
・包括承継人は、「第三者」にあたらないので、BはXに対して、登記なくして所有権を対抗できる 


#009 (1)A→B売買、(2)B→C売買の場合のA・C間の関係は…

「転々譲渡の前主」
・AはBへの譲渡によって実質的に無権利者となっており、また、AはBの前主である以上当事者と同様の関係にも立つことから、CはAに対して、登記なくして所有権を対抗できる


#010 真の所有者Aと登記簿上表示されているに過ぎないの架空の権利者Bとの関係は…

「無権利者 (登記簿上の架空の権利者)」
・無権利者は、「第三者」にあたらないので、AはBに対して、登記なくして所有権を対抗できる


#011 真の所有者Aと不法占拠者Bとの関係は…

「無権利者 (不法占拠者)」
・無権利者は、「第三者」にあたらないので、AはBに対して、登記なくして所有権を対抗できる


#012 (1)A→B売買、(2)A→C通謀虚偽表示による売買の場合のB・C間の関係は…

「無権利者 (仮装譲受人)」
・A→C間の契約は通謀虚偽表示なので無効、したがって、第2買主Cは、無権利者となる
・無権利者は、「第三者」に該当しないので、BはCに対して、登記なくして所有権を対抗できる


#013 真の所有者Aと無権利者Bからの譲受人Cとの関係は…

「無権利者からの譲受人」
・無権利者からの譲受人Cも無権利者と同様に考えられる
・無権利者は、「第三者」に該当しないので、AはCに対して、登記なくして所有権を対抗できる


#014 (1)A→B売買、(2)A→C売買の事例で、Cが第1買主Bに害悪をもたらす目的で第2買主となった者だった場合のB・C間の関係は…

「背信的悪意者」
・Cは単なる悪意者ではなく、背信的悪意者だと考えられる
・背信的悪意者は、「第三者」に該当しないので、BはCに対して、登記なくして所有権を対抗できる


#015 (1)A→B売買、(2)A→C売買の事例で、Cが詐欺・強迫により登記申請行為を妨げた者だった場合のB・C間の関係は…

「背信的悪意者」
・Cは単なる悪意者ではなく、背信的悪意者だと考えられる
・背信的悪意者は、「第三者」に該当しないので、BはCに対して、登記なくして所有権を対抗できる


#016 (1)A→B売買、(2)A→C売買の事例で、Cが他人のために登記申請をする義務を負う司法書士等だった場合のB・C間の関係は…

「背信的悪意者」
・Cは単なる悪意者ではなく、背信的悪意者だと考えられる
・背信的悪意者は、「第三者」に該当しないので、BはCに対して、登記なくして所有権を対抗できる


2011年版・平成23年度受験用 '11.09.17 更新



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