宅建試験・完全合格マニュアル2017年版(平成29年度受験版)⑯
❸ インプット編 その1
● 「できるだけ理解して、知識として定着させる」という考え方
・丸暗記に偏った方法は推奨していませんし、丸暗記中心の学習では、確実に合格に導くことはできないと考えています。「できるだけ理解して、知識として定着させること」を心がけてください。
・宅建試験の本試験問題は、事例問題が多く、事例設定を読み取る能力が合否を左右します。
丸暗記中心の学習で知識だけを吸収していても、「その問題で何が問われているのかさえ理解できない」と言う、笑えない結果になってしまいます。
また、問題文を読んで何が問われているのか理解できなければ、暗記用に作成された図表やゴロ合わせを丸暗記しても役に立ちようがないです。
・単に丸暗記をするのではなく、できるだけ理解して、理由付けを行っていくことは大事ですが、宅建試験という資格試験対策としての学習は、民法学や宅建学?を極めるための学習ではないですから、必要な法律を理解するための肝となる部分以外は、必ずしも法的な思考による理由付けでなくとも良いと考えています。
・宅建試験の本試験で問われる知識は、①暗記しようとしなくても過去問演習を反復しているうちに、当たり前になってくる知識、②理解しようと試みれば、理解することが可能な知識、③理解するには相当な労力が必要なため、暗記で対応したほうが効率的な知識などに分類することができます。
・このうち、「②理解しようと試みれば、理解することが可能な知識」については、できるだけ法的な思考でしっかりと理解して学習することが大事ですが、①や③の知識についてまで理解して学習することは要求されていません。
宅建試験で要求されること以上の学習を行なおうとすると受験が長期化する恐れがありますので、「しっかり理解して学習するべき項目の選別」も重要になってきます。
・尚、最終的に暗記すると決めた事項については、完璧に暗記してしまう作業も重要となってきます。理解することにこだわりすぎて、最後の仕上げとなる暗記する作業が中途半端になってしまうと、確実に正解肢を導くことはできず、宅建試験合格は運次第となってしまいます。
「梶原塾 / 宅建試験の学習法・完全合格マニュアル 」
http://kajiwarajuku.com/takken/10.html
「梶原塾 / 宅建試験・完全合格講座のMP3音声ファイル(約23時間)をまとめてダウンロード」
http://kajiwarajuku.com/free/takken-podcast.html
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