宅建試験対策、知識の氾濫に溺れないで!情報処理の能力が合否を左右する その2
宅建試験対策の学習で、メリハリを付けた学習を効率的に行っていただくために、毎年受講生の本試験結果を肢単位で分析しています。
そうすると、正解率が60%を超える問題が7割あるのが通例です。
言い換えると、正解率が60%を超える問題だけで35点獲得することができるのです。
そういった意味においては、宅建試験対策の予備校等をうまく利用されることをおススメしますが、カットしたところが出題され、その結果クレームになることを恐れる予備校や講師が多く存在し、僕のように「保険を掛けない」講師は少数派であるのが現状であるのは、業界関係者としてちょっと寂しい気がします。
したがって、利用されている予備校等が、なんでもかんでも知識を追加してくるような所であれば要注意という事になります。
予備校等の選択のヒントですが、予備校が毎年発表する解答速報を参考にすると、各予備校の指導方針が読み取れることがあります。
正解率が問題ごとに大きく変動している予備校と、全体的に均一な予備校とがあります。前者の場合のテキストは結構タイトに構成されていて、後者の場合のテキストは、やたら詳しすぎたりする傾向がありますので、調べてみる価値はあると思います。
僕は、これまでに2つの大手予備校での宅建試験対策の委託講義で4種類の基本書を使って講義してきました。
もちろん、担当講義では、必要に応じてカットしたり、補足したりしてきましたが、その経験上、このような傾向が出ていることはあきらかなのです。
もちろん、詳しすぎるテキストを使用すると合格できないと言っている訳ではありませんし、タイトすぎるテキストも好ましくないのは当然です。
要は、バランスの取れているか否かの問題なのです。
本屋さんで売っている人気のある市販本も含めて、「効率よく学習して確実に合格するために」バランス良く作製されているテキストは限られているのが現状なのです。
バランス良く、そして、効率的に学習するためにもテキストや予備校の選択は、すごく大切になってくるのと同時に、情報処理の能力が合否を左右してくるのです。
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