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2012年12月 9日 (日)

宅建試験・管理業務主任者試験対策/試験の難易度と試験問題の難易度について その1/2

今年の試験は難化(なんか)したとか易化(いか)したという講評を目にすることが多いですが、これについて考えてみます。
たとえば、平成24年度の宅建試験は前年と比べて”難化した”と言われることが多いですが、単純にそのように評価して良いのでしょうか。

たしかに、合格基準点に着目すると、平成23年度の宅建試験の合格基準点の36点に対して、平成24年度の宅建試験の合格基準点は33点で3点低くなっていますから、”試験問題の難易度”と言う意味であれば、本年度の試験問題は前年と比べて難しかった=”難化した”と考えることもできます。


一方、合格率に着目してみると結論が異なってきます。
平成23年度の合格率の16.1%に対して、平成24年度の合格率は16.7%で前年比0.6ポイント高くなっていますから、”試験の難易度”と言う意味であれば、本年度の試験は前年と比べて多少受かりやすくなった=”易化した”と考えることができます。

言い換えると、試験問題が難しかった分合格基準点は下がったが、合格率は少し高くなっている訳ですから、「昨年比で、試験問題は難化したが、宅建試験は易化した。」というのが正しい表現の仕方なのではないかと考えています。


ちなみに、宅地建物取引主任者試験の合格率は過去4年で15.1%から17.8%で推移していますので、各年によって”試験の難易度”が数ポイント上下している事になりますが、管理業務主任者試験については過去4年で20.1%から20.7%で推移していますので、ほぼ毎年同じ程度の”試験の難易度”だと考えることもできます。

ただし、受験者のレベルが変化していない事を前提にした場合の評価になりますので、特にマンション管理士試験との併願組が多い管業試験については、その点も考慮しなければならないのかもしれません。

尚、”試験問題の難易度”については、合格基準点が33点の場合よりも、36点の場合の方が易化したと考えることもできます。
この場合、しっかりと準備した受験生にとっては、実力で勝負できる”解けるはずの問題”の数が多くなり得点しやすくなるからです。

”難易度”については、多角的な視点で見て、検討し、分析することが大事だと考えています。

>>その2/2へ続く

梶原塾 田中優彦

梶原塾 専任講師 田中優彦のブログ -宅建試験・管理業務主任者試験対策ブログ-

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