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2012年11月17日 (土)

宅建試験対策の過去問演習の方法と過去問集の選択について・・・一問一答形式と四肢択一形式の過去問演習 その1/2

平成24年度の宅建試験で結果の出なかった受験生については、平成25年度の宅建試験に向けた対策を講じなければなりませんが、過去問演習の方法と過去問集の選択についてをお題にして2回連載の記事にします。

【過去問演習の方法について】

宅建試験の本試験では基本的に四肢択一形式で出題されますが、四肢択一形式での過去問演習を行っても実力はつかないです。
たとえば、四肢択一形式の過去問演習で誤っているものはどれか?という設問の場合に、「肢1と肢2については正しい肢なので、残りの肢3と肢4を比較して、誤っているものは肢4だろう」というような過去問演習を行って正解できたとしても実力はつかないです。

同様に、四肢択一形式の過去問演習で誤っているものはどれか?という設問の場合に、「肢1と肢2と肢3は正しい肢なので、誤っているものは肢4だ」というふうに消去法で解答番号を決するような過去問演習を行っても実力はつかないです。
もちろん、本試験では消去法によって解答番号を決しなければならない場面もでてきますが、消去法によって解答番号を決っする訓練を行うのは、直前期になっての模擬試験だけで充分です。

直前期になると、過去問は完璧だと豪語する受験生がいますが、これは四肢択一形式の過去問演習を繰り返すことで正解番号を覚えてしまっている場合が多いです。
本試験では全く同じ4肢の組み合わせで出題されることはありませんので、このような過去問演習を行って正解できたとしても意味がないです。

では、どのような過去問演習を行えば実力をつけることがきるのでしょうか。
一問一答形式の過去問演習がお勧めです。
一問一答形式の過去問演習で、一肢一肢確実に○×の判断をする訓練を行うことで知識を正確に定着させる事ができます。
また、平成24年度の宅建試験では、個数問題が5問、組合せ問題が3問出題されましたが、普段から一問一答形式の過去問演習を行うことで、これらの難易度の高い問題にも対応できるようになります。

ところで、各資格試験予備校等が公表している本試験データを参照すると、宅建業法の個数・組合せ問題の正答率が悪く、宅建業法の平均点が前年比で2点前後下がっていますが、四肢択一形式の13問と個数・組合せ問題の7問の正解率の差が20%前後ですから、この7問だけで平均点を約1.4点下げていると考える事ができます。

じつは、平成23年度の宅建試験でも個数問題が2問、組合せ問題が1問出題されていましたが、このときは四肢択一形式の17問よりも個数・組合せ問題の3問の正解率の方が3%程度高く平均点を約0.1点上げていたと考えられますから、本年度の宅建試験では個数・組合せ問題の影響が大きかったと言えるでしょう。
今後もこの傾向が続くと考えて対策を講じなければなりませんので、一問一答形式の過去問演習で、これまで以上に一肢一肢確実に正誤の判断ができるように準備することが大事になってくると考えています。

尚、合格基準点(合格ライン)の発表は12月5日ですから、各指導機関が公表している本試験データと実際の本試験のデータに相関性があるのか定かではありませんが、梶原塾の塾生のデータや独自に入手した他校のデータでは、宅建業法の平均点が昨年比で大きく下がるような現象もなく、宅建業法以外の科目の得点結果が良かったことから全科目の得点結果も昨年と同等もしくは1点前後プラスというデータもあります。

これは、個数・組合せ問題であっても一肢単位でみれば平易な問題であったり、過去問の焼き直しであったことから、一問一答形式の過去問演習を繰り返し実践したことにより上手く対応できたのではないかと考えています。


2012.11.19 加筆しました。

梶原塾 田中優彦

梶原塾 専任講師 田中優彦のブログ -宅建試験・管理業務主任者試験対策ブログ-

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