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2010年5月23日 (日)

平成22年度本試験のズバリ予想について

多くの資格試験では、本試験の2・3ヶ月前になると、「予想」を冠した問題集や模擬試験が登場してきます。

「○○の分野は昨年出題されたので今年は出題されないだろう」とか、「10年に3回ほど出題される分野なので、今年は出題可能性が高いだろう」とかイロイロな予想も飛び交う事になります。

確かに、過去問を分析することで、ある項目についての出題可能性を確率で示すことはできるのですが、たとえば10年のうち2~3回の頻度で出題されていることが判ったとしても、その年の本試験で出題されるかどうかまでは判断できないです。
多くの場合、「過去3年間に出題されていないので、今年のズバリ予想です」という程度の予想であることが多いです。

受験生心理として、このような情報が気になるのは仕方がないのかもしれませんが、そもそも、このような分野については、本試験で失点しても命取りとはならない場合が多いことは忘れてはなりません。

そして、最新判例からの出題予想についても、然りです。
一般的な受験生が知らない判例については、失点しても合否に影響することはまずないと考えてOKですし、肢ひとつの出題であれば、解答番号を決するのに影響しない形での出題である場合が多いからです。

少なくとも、講師や資格試験予備校が過去の本試験の出題傾向を徹底的に解析したとしても、本試験で出題される可能性の高い出題論点をピックアップしてピンポイントで提供するのには限界があることを理解して情報に接することが大事です。

もちろん、試験問題の作成者側が、意図的に調整して出題しているのであれば、過去の出題論点を分析することで予想をズバリ的中させることもできるのでしょうが、宅建試験や管理業務主任者試験の場合は、試験委員がどこまで過去の出題歴を把握して試験問題を作成しているものなのか疑問に思えることも多いからです。

ちなみに、梶原塾でも、前述のような範囲での予想については、毎年おこなう教材の改訂作業の中で、過去問解説集や解説講義に取り込んでいますが、「予想」を軸に組み立てたリスクのある教材は作製しないように心がけています。
何度も指摘している事ですが、宅建試験や管理業務主任者試験の場合は、みんなが得点してくる分野からの出題を確実に得点することで合格することができますから、繰り返し出題される分野を中心に学習することが大事だと考えているからです。

みんなが正解できない分野で得点できたとしても、正解できなければならない分野から失点していては、合格することはできないです。
「予想」に惑わされて、学習に力を入れるべき分野を誤ってしまわないようにしなければなりません。

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梶原塾 田中優彦

梶原塾 専任講師 田中優彦のブログ -宅建試験・管理業務主任者試験対策ブログ-

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