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2008年8月 7日 (木)

苦手分野を克服する学習方法 ‐直前期の宅建試験対策‐

宅建試験の場合は、「法令上の制限」を苦手科目にしている受験者が多いようです。
そこで、「法令上の制限」に関する学習アドバイスについて、今年の塾生からいただいた質問に対する回答を一部加筆した上で掲載します。
全体を1回転は終了したという前提でのアドバイスです。

【以下回答】
「法令上の制限」については、テキストの順番に学習するのではなく、「合格するためには絶対に落とせない項目」を一項目ずつ確実に潰していく方法もあります。
①~④以外の項目は後回しにしていただいてOKです。

「合格するためには絶対に落とせない項目」
 ①開発許可の要否(P8~P9)
 ②国土利用計画法(P29~P31)
 ③農地法(P32~P33)
 ④宅地造成等規制法(P38~P39)

①~④の項目についてのテキストの記載はたった9ページのボリュームです。
そして、これだけで、9問中最低でも4点、最大で6点確保できます。

必ず出題されて、合格者であれば必ず得点してくるところですので、たとえば、お休みの日を丸一日使って、①~④の1項目だけに集中して学習しても無駄にはならないです。

具体的な学習方法としては、「完全合格講座」の解説講義をもう一度聞いて、はじめはテキストを参照しながらでOKですので、過去問解説集Standardにあたってみてください。
④宅造法以外の項目は、「過去問解説集basicによる問題演習」もありますので、丁寧に演習してみてください。

テキストを参照しながらの演習ですから、暗記するような事柄がインプットされていなくても解答は出せるようになるはずです。
この問題は何を聞いているのか?(=出題論点)を意識して演習するのが大事です。
そして、テキストを参照しながら解答が出せるようになったら、次のステップとして、テキストを閉じた状態で問題演習を行ってみてください。

これらの分野(項目)については、意外と覚えるべき内容は少なくて、理解することと繰り返すことで対応できる項目だということに気がつくようになると、しめたものです。
法令上の制限は、最初に登場する都市計画法や建築基準法で、暗記科目だとの印象が強くなって、つまづく方も多いです。
得意分野にするつもりで頑張ってください。

【以下省略】

「権利関係法令」などの他の分野についても言えることですが、基本ができていないのに、ただただ過去問を繰り返し解くだけでは、正答を覚えることはできても、確実に問題を解けるようになる筈がありません。

たとえば、②国土法であれば、「事前届出」なのか「事後届出」なのか、③農地法であれば、「3条許可」なのか「4条許可」なのか「5条許可」なのか、問題文を読み取って分別した後に知識をあてはめる作業ができるようにならなければ、細かな知識だけをインプットしても問題を解けるようにはならないです。
苦手分野については、直前期になってからであっても、基本に戻って学習する決断をできるかどうかが合否の分かれ目になることも多いです。

宅建試験の本試験まで11週間を切っていますが、まだまだ基本からやり直す時間は残されています。
田中も担当していましたが、大手資格試験受験予備校の「直前講座」もまだ始まったばかりのところが多く、全科目が終了するのは9月の中旬以降というところも多いです。

宅建 梶原塾では、7月に入って学習を開始し、お仕事と両立しながら「完全合格講座」を3週間で1回転終了した兵(つわもの)もおられます。
相当に厳しい自己管理能力が要求されますが、やってできないことはないです。

ちなみに、「完全合格講座デジタル」では、項目別に設定した講座単位で、必要な範囲のみを選択して受講することができます。
1講座あたり1,000円~1,500円で、塾生と同じ講義を受講できますので、苦手分野の克服に利用していただけると幸いです。

» 完全合格講座デジタル(ダウンロード教材)はこちら

梶原塾 田中優彦

梶原塾 専任講師 田中優彦のブログ -宅建試験・管理業務主任者試験対策ブログ-

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コメント

苦手科目克服について、もしよろしければアドバイスお願い致します。
現在、某学院の宅建本科に通っています。一通り学習も終わり模擬のテストでは、点数も取れるようにはなってきたのですが、どうも不動産登記法や物件変動・借地借家法などが苦手で問題は何度も繰り返し解いてはいるので、模擬のテストなどでは正解することは出来るのですが、なぜか釈然としません・・・多分、理解が不十分なせいもあるのだと思いますが学校などでは、直前期はやはり詰込的な学習になってきていて、いまいち理解が深まらないのと当時にあせりばかりが募ってきてしまいます。
《完全合格講座デジタル》の受講を、今考えているのですが
不得意な分野だけの受講でも効果はありますか?
もし、よろしければ教えて下さい。

投稿: 朝倉 | 2008年8月14日 (木) 12時40分

朝倉さん、こんにちは。

以下、ご質問への回答です。

物権変動・借地借家法の項目に苦手意識を待たれている原因は、「登場人物の権利関係」を整理しきれていないのが一因なのではないかと思います。

「権利関係法令」の基本は、「登場人物の権利関係」を把握できるようになることが一番です。
図解できるようになるか否かが一つの目安ですが、①誰と誰の権利関係がどのように問題となっているのかを理解し、②パターン化した上で、③知識を当てはめていくスタイルで学習しなければ、ただただ繰り返し知識を詰め込んでいく学習のみを行っても、効果は期待できないと思います。

梶原塾でそのために重要だと考えている項目が、「権利関係法令」で最初に学習する「意思表示」や「代理」の項目です。(テキストP18まで)
②③パターン化した上で、知識を当てはめていくという点では、他の科目(法令上の制限・宅建業法・税その他)の学習の基本になる部分でもあります。
梶原塾の「WEB公開講座」で無料で受講できますので、プリントアウトした状態でマーカー入れ等も行いながら丁寧に受講してみてください。

また、不動産登記のしくみを理解することで物権変動や借地借家法の対抗要件などについての理解も深まってきます。
梶原塾では、不動産登記法の学習については、不動産登記法の出題で得点をするためよりも、むしろ他の項目を理解するための項目だとの位置付けをしています。

「完全合格講座デジタル」は、科目別(権利関係法令・法令上の制限・宅建業法・税その他)に受講するのもお勧めですが、物権変動・借地借家法・不動産登記法などの項目別の受講にも充分対応できていると思います。

「WEB公開講座」で‘超’基本部分の受講をした後に、検討してみていただければ幸いです。

尚、昨年(平成19年)の本試験では、物権変動(問3・問6)・借地借家法(問13・問14)・不動産登記法(問16)から合計5問が出題されていますので、この時期に捨ててしまうのはもったいないです。

※この5問の梶原塾生の平成19年合格者の正答率です。
物権変動 問3=92% 問6=100%
借地借家法 問13=75% 問14=67%
不動産登記法 問16=17%

宅建 梶原塾 WEB公開講座
http://www.kajiwarajuku.com/blog/cat5577443/index.html

梶原塾 田中優彦

投稿: 専任講師 田中 | 2008年8月14日 (木) 16時44分

早速ですが、Web講座受講させて頂きました。
なぜ、一通り学習してまた権利関係でつまずいているのか?
がわかったような気がします。
今の時期から、権利をもう一度やるとゆうのは不安もありますがやらなくては合格ラインには乗れない=やらなくてはならないとゆうことで《完全合格講座デジタル 権利》を受講することに決めました。この講座は、質問などは受け付けて
いないとゆうのが少し残念ですが頑張ってみます。

先生の丁寧なアドバイスありがとうございました。
とても参考になりました。

投稿: 朝倉 | 2008年8月15日 (金) 00時13分

受講申込みありがとうございました。

質問受付についてですが、
「完全合格講座デジタル」の受講者の場合、メインで使用されているテキスト等の教材が異なるために、100%の対応はできないとの判断から、基本的にはお受けしないという対応をとっています。

たとえば、質問の内容によっては、受講講座以外の関連項目などについても触れることになりますので、その部分のテキストの記載内容が異なると上手く回答できない場合がでてきます。

いずれにせよ、受講講座については、できる範囲での対応をさせていただいていますので、遠慮せずに質問してみてください。

お問い合わせへの返信メールにも記載しておりますので参照ください。

それでは、合格目指してがんばってください!

梶原塾 田中優彦

投稿: 専任講師 田中 | 2008年8月16日 (土) 00時46分

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