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2008年8月23日 (土)

本試験対策を意識した直前期の学習 ‐直前期の宅建試験対策‐

直前期になって、本試験対策を意識した直前期の学習に関する質問が多くなってきています。
宅建梶原塾の塾生以外の受験生にもヒントとなる内容ですので、今年の塾生からいただいた質問に対する回答を一部加筆した上で掲載します。

【以下回答】
よく勘違いされることなのですが、リーガルマインド(法的思考力)を身に付けて学習をしていたとしても、本試験会場で①なんとなくこれだろうという解き方や②常識で考えるとこれだろうという解き方により択一問題の解答を正確に出せるようにはならないです。

リーガルマインドを大事にして学習することは、インプットの段階では効果を発揮しますが、アウトプットの本番では、知らない知識や不正確な知識では確実に正答することはできないからです。

たとえば、「虚偽表示による無効は、善意の第三者に対抗できない」という知識に関連して、「第三者の過失の有無は問わない」旨の判例がありますが、この判例が出題された際に、①なんとなくこれだろうという解き方や②常識で考えるとこれだろうという解き方で、「第三者は善意であれば保護され、第三者に過失があったとしても、無効を対抗できない」との解答を導くことはできないです。

本試験対策として「塾生専用ページ」で取り上げるつもりですが、「理解」は大切ですし、リーガルマインドもインプット時には効果を発揮します。
でも、知らない知識を「理解」や「リーガルマインド」で補って正答に導くことはできないです。
特に「権利関係法令」については、宅建試験対策として学習する期間では無理だと判断しています。

ですから、宅建試験の本試験においては、知らない知識はどんどんパスして、知っている知識だけを確実に正答できるように問題文を検討していくべきです。
知っている知識のみで各肢の正誤を判断して、「解答番号」を決して行くのが大事になってきます。
「解けないはずの問題」に時間を割いてしまい、タイムオーバーになってしまわないようにしなければなりません。

じつは、この辺りの考え方は、数年前と少し変化しています。
出題傾向の変化や問題文の長文化などが理由ですが、本試験対策として「塾生専用ページ」で取り上げます。

また、「暗記」すると決めた事項については、最終的には確実に暗記しなければなりません。
暗記すべき時期の目安は、「総まとめカンヅメ講座」終了後の「模擬試験その1」の受験前の9月中旬以降で良いと思います。
「総まとめカンヅメ講座」の終了後であれば、暗記すべき事項もかなり絞られていると思います。

ただし、その後どうせ忘れてしまいますので、もう一度「模擬試験その2」の前に暗記を試みてください。
本試験までに4~5回はチャンスがあると思います。

やっぱり、繰り返し学習することが大事なのです。

» 宅建試験対策の学習法の完全合格マニュアルはこちら

梶原塾 田中優彦

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2008年8月17日 (日)

四肢択一形式の問題演習 ‐直前期の宅建試験対策‐

本試験まで9週間となって、年度別の過去問集や模擬試験を利用して、本試験(本番の試験)と同形式の四肢択一形式の問題演習を行っている受験生も多いようです。

学習が進んでいる受験生の場合は、高得点をとることで満足している受験生もいるようですが、四肢択一形式の問題演習で、ある程度正答できるようになったからといって本試験でも得点できるとは限らないです。

特に、①なんとなくこれだろうという解き方や②常識で考えるとこれだろうという解き方や③他の肢との関連からこれだろうという消去法で正答できている受験生については要注意です。

もちろん、そのような方法であっても正答できるということは大事ですし、本試験でも必要なことです。
択一試験のセンスの部分は磨かれてきているわけですから、それなりの成果であることは間違いないですが、とても「合格レベル」だとは言えず、そのままでは本試験でも通用しないです。

四肢択一形式の問題演習の際に大事なのは、偶然に正答できることでなくて、偶然に正答できた問題も含めた復習をしっかりおこなって、一肢一肢を確実にしていくことなのです。

そして、本試験での出題可能性が低く、仮に出題されたとしても合否に影響しないような問題の復習に時間を割かないことも大事になってきます。
ある程度のレベルまで到達している受験生については、正答できた問題の中にこそ合格への鍵が隠されていることを忘れてはいけないです。

ちなみに、梶原塾では、模擬試験を受験する超直前期の9月下旬までの間は、「四肢択一形式」の問題演習を禁じて、「一問一答形式」の問題演習を繰り返し行っています。
直前期対策の「総まとめカンヅメ講座」のアウトプット編でも「一問一答形式」の問題演習を繰り返し行っています。

過去問が解けるレベルまで学習が進んできた塾生に対して、あくまでも過去問を題材に一肢一肢丁寧に演習を行っています。
その後のテキストに戻っての「上下左右に記載のある知識の確認作業」や「関連項目の確認作業」を通じて、切り口を変えた設問にも対応できる「合格レベル」に仕上げていきます。

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梶原塾 田中優彦

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2008年8月 7日 (木)

苦手分野を克服する学習方法 ‐直前期の宅建試験対策‐

宅建試験の場合は、「法令上の制限」を苦手科目にしている受験者が多いようです。
そこで、「法令上の制限」に関する学習アドバイスについて、今年の塾生からいただいた質問に対する回答を一部加筆した上で掲載します。
全体を1回転は終了したという前提でのアドバイスです。

【以下回答】
「法令上の制限」については、テキストの順番に学習するのではなく、「合格するためには絶対に落とせない項目」を一項目ずつ確実に潰していく方法もあります。
①~④以外の項目は後回しにしていただいてOKです。

「合格するためには絶対に落とせない項目」
 ①開発許可の要否(P8~P9)
 ②国土利用計画法(P29~P31)
 ③農地法(P32~P33)
 ④宅地造成等規制法(P38~P39)

①~④の項目についてのテキストの記載はたった9ページのボリュームです。
そして、これだけで、9問中最低でも4点、最大で6点確保できます。

必ず出題されて、合格者であれば必ず得点してくるところですので、たとえば、お休みの日を丸一日使って、①~④の1項目だけに集中して学習しても無駄にはならないです。

具体的な学習方法としては、「完全合格講座」の解説講義をもう一度聞いて、はじめはテキストを参照しながらでOKですので、過去問解説集Standardにあたってみてください。
④宅造法以外の項目は、「過去問解説集basicによる問題演習」もありますので、丁寧に演習してみてください。

テキストを参照しながらの演習ですから、暗記するような事柄がインプットされていなくても解答は出せるようになるはずです。
この問題は何を聞いているのか?(=出題論点)を意識して演習するのが大事です。
そして、テキストを参照しながら解答が出せるようになったら、次のステップとして、テキストを閉じた状態で問題演習を行ってみてください。

これらの分野(項目)については、意外と覚えるべき内容は少なくて、理解することと繰り返すことで対応できる項目だということに気がつくようになると、しめたものです。
法令上の制限は、最初に登場する都市計画法や建築基準法で、暗記科目だとの印象が強くなって、つまづく方も多いです。
得意分野にするつもりで頑張ってください。

【以下省略】

「権利関係法令」などの他の分野についても言えることですが、基本ができていないのに、ただただ過去問を繰り返し解くだけでは、正答を覚えることはできても、確実に問題を解けるようになる筈がありません。

たとえば、②国土法であれば、「事前届出」なのか「事後届出」なのか、③農地法であれば、「3条許可」なのか「4条許可」なのか「5条許可」なのか、問題文を読み取って分別した後に知識をあてはめる作業ができるようにならなければ、細かな知識だけをインプットしても問題を解けるようにはならないです。
苦手分野については、直前期になってからであっても、基本に戻って学習する決断をできるかどうかが合否の分かれ目になることも多いです。

宅建試験の本試験まで11週間を切っていますが、まだまだ基本からやり直す時間は残されています。
田中も担当していましたが、大手資格試験受験予備校の「直前講座」もまだ始まったばかりのところが多く、全科目が終了するのは9月の中旬以降というところも多いです。

宅建 梶原塾では、7月に入って学習を開始し、お仕事と両立しながら「完全合格講座」を3週間で1回転終了した兵(つわもの)もおられます。
相当に厳しい自己管理能力が要求されますが、やってできないことはないです。

ちなみに、「完全合格講座デジタル」では、項目別に設定した講座単位で、必要な範囲のみを選択して受講することができます。
1講座あたり1,000円~1,500円で、塾生と同じ講義を受講できますので、苦手分野の克服に利用していただけると幸いです。

» 完全合格講座デジタル(ダウンロード教材)はこちら

梶原塾 田中優彦

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2008年8月 4日 (月)

これまで学習したことを「まとめる作業」 ‐直前期の宅建試験対策‐

春頃から学習を開始し全科目を1回転以上終了した受験生については、これまで学習したことを「まとめる作業」も必要になってきます。

ここで問題となるのが、まとめ用のテキスト(まとめ集・参考書)を新たに導入すべきかどうかという点です。

基本的には、これまでのテキストを継続使用して「まとめる作業」を行うのが一番だと考えていますが、「まとめる作業」には不向きなテキストもありますので、その場合は思い切って、「まとめ用のテキスト」を導入してみるのも効果的です。

また、何度も見ることによってビジュアル的に整理できる部分も少なくないですから、「まとめ用のテキスト」を導入する場合には、できるだけ早い時期に決断するのが得策です。

そして、「まとめ用のテキスト」を新たに導入する場合には、「情報の一元化」を行うことが大事です。
中途半端に「まとめ用のテキスト」を使用すると、情報(知識)が散乱して混乱の原因になりかねませんので、これまで使用したテキストからの「写し込み作業」などを適宜おこなって、すべての情報(知識)を「まとめ用のテキスト」に一元化しなければなりません。

たとえば、法令上の制限の農地法に関しては、「まとめ用のテキスト」の○○ページを参照すれば、すべての情報(知識)が整理して記載されているという状態にすると良いです。
「まとめ用のテキスト」に記載のない知識やポイントになる解説などについては、「追加書き込み」や「貼り込み」などの「写し込み作業」も必要になってきます。

ただし、ポイントとなる部分のみを抜き出して図表化しただけの「まとめ集」はお勧めしません。
たしかに、似て異なる規定を比較することには長けていますが、周辺知識についての記載がないので、結果的に情報(知識)が複数のテキストに分散してボリュームが増えてしまうことが多いからです。

学習を継続していると、宅建試験の試験範囲が意外に広いことを再認識してしまいますが、常に「まとめる作業」を意識して学習することで、徐々にコンパクトに整理されていきます。
超直前期になって、効率的で効果的に総復習を行うためにも、この時期に「まとめる作業」を行っておくことは大事です。

ちなみに、宅建 梶原塾では「まとめ集」は作製していません。
「完全合格講座」で使用する「講義用テキスト」を直前期対策の「総まとめカンヅメ講座」でも使用しています。
体系的にまとめる作業を学習のはじめの段階から同時進行で行うことができるように、宅建試験に合格するために必要な知識を約200ページに完全整理して作製しているからです。

「総まとめカンヅメ講座」では、「完全合格講座」を修了した塾生をはじめ、これまで独学だった方や他校からの移籍組も、同じテキストを使用して受講していただいています。


●「講義用テキスト」の単体販売もおこなっています。 3,490円
情報の一元化のために、既習者が「まとめ集」として活用するのもおすすめです。

» テキスト・過去問解説集Standard(書籍版と電子書籍版)はこちら

梶原塾 田中優彦

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