「講義内容に関しての質問」と「理解できたことを確認する質問」
宅建試験に限らず、まじめに取り組んでいる講師は、講義後に受講生から受ける質問によって、講義中の解説で追加したほうがよい内容やもっと詳しく解説したほうがよい内容などを検討して、次の講義に活かしていきます。
仕事としてギャラをもらって講師をやっているわけですから、あたりまえの事のようですが、残念ながら、実際に実践できているのは、ほんの一握りの講師だけのようです。
事情は人それぞれでしょうが、宅建試験の講師の場合は、他の仕事との兼業であったり、講座の営業担当との兼務であったりと、講師業に専念できる環境にいる講師が少ないことも理由のひとつだと考えています。
また、担当受講生の模擬試験や本試験のデータから、自分の講義を受けた受講生の結果を検証して、次年度以降の講義で取扱う項目やカットする項目などの検討材料にしていきます。
僕は、大手資格試験予備校時代から、担当受講生の模擬試験や本試験のデータを詳細に分析するようにしています。
「誰が、どの問を、どの解答番号をマークして不正解だった」まで詳細に検証しています。
「こういう講義を行えば、担当受講生のうち少なくとも何割がどれぐらいの得点で合格することができる」等という仮説をたてて講義しているわけですから、その結果の検証作業をすることにより、次年度以降の教材や講義内容を修正していくことが必要だからです。
ただし、上記のような受講生からのフィードバックを元に次に備えることは大事だと考えていますが、講義終了直後に「講義内容に関しての質問」が多い講義は、良い講義を行っているとは言えないと考えています。
講義の中で、必要なことを必要な範囲で解説していれば、講義終了後に「講義内容に関しての質問」が集中するようなことにはならないからです。
ところで、梶原塾のような通信教材の場合は、メールで質問するために文章化したり、電話の通信料金が気になったりして、塾生にとっては質問しにくい環境にあります。
また、質問を受けている側も、塾生側の通話料金を気にしたりして、落ち着かない通話になってしまう場合もありました。
そこで、メールや専用携帯電話での質問受付のほかに、通話料金が0円の「スカイプ」を利用した質問受付を試験的に導入してみたのですが、登録利用者は当初予想通り少なかったので、ある意味安心しているというか、ちょっと残念に思っています。
「講義内容に関しての質問」が多いのは好ましくないと考えていますが、「理解できたことを確認する質問」での講師とのやり取りは、大事だと考えているからです。
定期的に、「理解できたことを確認する質問」を作って、電話をかけてくる塾生もおられますが、こういう塾生の合格率は限りなく100%に近いです。
孤独になりがちな通信教材の欠点を補って、モチベーションの維持に役立っているのではないかとも考えています。
「スカイプ」利用の登録申込期間を5月末日まで延長することにしてみます。
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