不動産の営業マンと宅建講師の実力
「分譲マンションは、8割を企画で売って、残りの2割の利益部分を売るのが営業マンの仕事」だという考え方があります。
でも、実際には、「物件の企画力だけで完売できるような人気の新築物件」ばかりを担当させてもらって、営業力なんかないのに成績の良い営業マンとして高給を得ている営業マンも存在します。
一方、新築マンションの販売開始からしばらくたって、売れ残った残物件ばかりの販売を担当しても、地道に仕事をこなしている営業力のある営業マンもいます。
ところで、宅建の講師の世界ではどうなのでしょうか。
ほおっておいても合格しそうな「学生時代に勉強ができたタイプの受験生」ばかりを担当していれば、その講師の合格実績は高くなってきます。
たとえば、財閥系の大手不動産会社や大手金融機関や大手ゼネコンの企業研修で、企業側の後押しまでついていれば、全員合格してもおかしくないです。
また、一般的な宅建試験対策講座の場合であっても、講師の力量が合格実績に直接影響してくる部分なんて、その講座の合格者のうち2割もいれば多いほうだというのが、大手資格試験受験予備校時代を含めての僕の感想です。
そもそも、受験勉強するのは受験生自身ですし、講師はあくまでも道先案内人でしかありません。
でも、使用する教材や担当講師によって、合格実績がピンきりであるのも事実です。
本試験合格率(15%~17%)と変わらない程度の合格実績の講座もありますし、それ以下も、その2倍~4倍の合格実績の講座も存在するのが実情ですから、宅建試験対策の講座選びは公開講座などの体験受講を利用して慎重に行うことが大事です。
これまで宅建試験の講師をやってきて一番うれしかったのは、「先生に出会ったことにより勉強を続けられた、合格できた」と担当した生徒さんから言葉をいただいたときでした。
翌年のリベンジ組からの場合は、さらに感無量です。
僕は、どうもこの「2割」の辺りに宅建試験の講師業の魅力を感じてしまっているようです。
独立して梶原塾を開講してから3年目になりますが、「梶原塾を選択して良かったです」と言ってくれる塾生を増やせるように努力していこうと考えています。
「1年目で駄目なら、2年目のリベンジもあり」ということであれば、「申込者全員合格」の講座を目指すことも不可能な目標ではないはずですから、再受講制度の利用率などを上げていくことも今後の課題です。
分譲マンションは、営業マンの営業力なんかなくても、大手のブランド力だけで勝負できる物件も存在します。
でも、一般的な宅建試験対策講座の指導は、大手だからといって同じようにはいかないです。
ある企業のトップの受け売りですが、「小さな塾だからこそ、できることもある」と考えています。
※07.03.31 0:30 加筆しました。
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