直前期2週間、量より質の過去問演習
平成16年の合格者で、「マシーン化して過去問解いています。」というのが口癖の担当受講生がいました。
機械のように黙々と過去問演習を行なっているという意味なのですが、当時の受講生の間では流行り言葉のようになっていました。
直前期の学習方法として、「マシーン化」して過去問演習を行なうことに異論を唱える指導機関は、営業政策的なことを除いて本音で語ればいないはずですし、梶原塾でも過去問演習を一問一答形式で繰返し行なうことを推奨しています。
ところで、現在の学習レベルが同程度の受験生であっても、この時期の過去問演習のやり方次第で、「合格ライン上で終わってしまう受験生」と「合格する受験生」に分別されてくるのではないかと考えています。
「マシーン化」して過去問演習を行なう場合に、「一日何問解いた」というように、自己満足的に問題の演習量に拘っていたのでは駄目です。
解説欄を読み込み、テキストに戻って該当箇所の上下左右の知識と関連箇所の確認作業を行なうことが大事です。
問題演習を丁寧に行なうと、演習可能な問題数は限られてきますが、反対に、吸収できる情報量は多くなってきますし、点の知識を線で結ぶ学習にもなってきます。
また、テキストの通読もお勧めです。
問題演習よりも効率的に「知識の整理」を行なうことが可能です。
本試験の当日には、暗記箇所を中心に全体を通読してから会場に向かうのが理想ですし、「合格レベル」であれば、短時間で全体を通読することも可能なはずですから、本試験前日には2回転ぐらい行なって欲しいです。
尚、直前期の問題演習の題材としては、一問一答形式がお勧めですが、問題文の記載を短くまとめて編集した一行問題は推奨しません。
事実上答えが書いてある一行問題を題材にするよりも、テキストの通読を行なったほうが効果的に知識の確認作業をすることが可能ですし、直前期にこのような演習を行なうことによって、「事例設定の読み落とし」が原因となって本試験での失点に繋がってしまう事も多いようです。
「合格ライン上で終わってしまう受験生」と「合格する受験生」との差は、知識量の差よりも、問題解法能力の差の方が大きいと考えています。
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