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2006年9月

2006年9月30日 (土)

直前期2週間、量より質の過去問演習

平成16年の合格者で、「マシーン化して過去問解いています。」というのが口癖の担当受講生がいました。
機械のように黙々と過去問演習を行なっているという意味なのですが、当時の受講生の間では流行り言葉のようになっていました。

直前期の学習方法として、「マシーン化」して過去問演習を行なうことに異論を唱える指導機関は、営業政策的なことを除いて本音で語ればいないはずですし、梶原塾でも過去問演習を一問一答形式で繰返し行なうことを推奨しています。

ところで、現在の学習レベルが同程度の受験生であっても、この時期の過去問演習のやり方次第で、「合格ライン上で終わってしまう受験生」と「合格する受験生」に分別されてくるのではないかと考えています。

「マシーン化」して過去問演習を行なう場合に、「一日何問解いた」というように、自己満足的に問題の演習量に拘っていたのでは駄目です。
解説欄を読み込み、テキストに戻って該当箇所の上下左右の知識と関連箇所の確認作業を行なうことが大事です。
問題演習を丁寧に行なうと、演習可能な問題数は限られてきますが、反対に、吸収できる情報量は多くなってきますし、点の知識を線で結ぶ学習にもなってきます。

また、テキストの通読もお勧めです。
問題演習よりも効率的に「知識の整理」を行なうことが可能です。
本試験の当日には、暗記箇所を中心に全体を通読してから会場に向かうのが理想ですし、「合格レベル」であれば、短時間で全体を通読することも可能なはずですから、本試験前日には2回転ぐらい行なって欲しいです。

尚、直前期の問題演習の題材としては、一問一答形式がお勧めですが、問題文の記載を短くまとめて編集した一行問題は推奨しません。
事実上答えが書いてある一行問題を題材にするよりも、テキストの通読を行なったほうが効果的に知識の確認作業をすることが可能ですし、直前期にこのような演習を行なうことによって、「事例設定の読み落とし」が原因となって本試験での失点に繋がってしまう事も多いようです。

「合格ライン上で終わってしまう受験生」と「合格する受験生」との差は、知識量の差よりも、問題解法能力の差の方が大きいと考えています。


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2006年9月16日 (土)

総まとめ重要ポイント演習講座

直前期に重要ポイントの演習を行なう「総まとめ重要ポイント演習講座」をWEB講義で開講することになりました。

直前期は、新しい知識を吸収するのではなく、合格者であれば必ず得点してくる基本的な知識を確実なものにしていくことが大事です。

ライバルに差をつけようと考え、新しい知識を吸収しようとして、基本的事項が疎かになってしまっては、取り返しのつかないことになってしまうこともあります。

特に、早い時期に「出来上がってしまった方」については、要注意です。

大手スクールでの講師時代には、本試験の一週間前の体育の日の連休を利用した直前講座も担当していましたので、担当受講生には受講を勧めて、本試験直前まで、新しいことをやり始めないように指導させていただいていました。

もちろん、その担当した直前講座でも、新しい知識は「カット」して、基本的事項にしぼって講義を進行していました。

そこで、梶原塾でも、9月下旬から10月に入っての直前期の学習を効果的に行なうことを目的とした講座を設定しました。

あえてこれまで何度も演習した「過去問」を題材にして、本試験で取りこぼしできない重要出題論点を項目ごとに演習します。
そして、演習の後の解説講義で関連知識まで含めて総まとめを行ない全体を一回転させます。

丸二日で完結できるように、この講座専用の問題集として、平成6年~平成17年までの12年分の過去問の中から、「宅建梶原塾 過去問解説集 Pro. 」を作製しました。

今年は、宅建梶原塾の完全合格講座で使用する過去問解説集(1203肢)と過去の過去問解説集(130肢)に収録の1333肢の中から、548肢を再構成しました。

一般的な直前講座は、200~300肢の問題演習で全体を一日で完結するように構成されていることが多いですが、全体を一日ではなく、二日で一回転させるという設定にしたことにより、充実した内容に問題を選別できたと考えています。

本試験1週間前の体育の日の2日間の連休を利用して、一日目に権利関係法令・法令上の制限を二日目に宅建業法と税その他を行なうのがお勧めです。

「直前期 総まとめ重要ポイント演習講座」は、梶原塾の「完全合格講座」や「ハイレベル完全整理講座」の受講生以外の方にも受講していただけるように、梶原塾のテキストは使わずに解説を行ないます。

また、申込特典として、宅建梶原塾 完全合格講座 直前対策編の「統計」(全8ページ・カラー)をお送りします。
解説講義(約20分)のダウンロードもできます。

僕にとっても2006年最後の講座となります。
「合格レベル」で喋りまくって解説を行ないますので、利用していただけるとうれしいです。

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2006年9月12日 (火)

「合格レベル」と大学生

大学のエクステンションセンターなどで宅建試験対策の講座が開催されていますが、受講者の合格率が本試験の合格率(17.3%)に満たない講座もあるのが実態で、①担当する講師のレベルや②カリキュラム事態に問題があるのだとこのブログで書きましたが、受講する大学生の方には問題はないのでしょうか。

【参考】 >> 大学や企業が主催する宅建講座の合格率とその実態

確かに、大手スクール内で開催される講座に比べると受講する側の「意識」にも問題があるように感じています。
推薦入試などで入学しているために厳しい受験勉強の経験がない大学生や大学の講義が終了した夕方に開催される宅建講座にサークル活動の感覚で参加している学生も多いです。

宅建の講師としてこのような講座を担当するのはしんどいですし、合格率が悪いのもカリキュラムの構成や大学生側の意識の問題にしてしまいたくなるのが正直なところですが、講師の仕事のひとつとして、「意識」を変えてやる気を起こさせることも必要だと考えています。

一番の処方箋は、「合格レベル」の講義を行うことだと、僕は考えています。
その講座を受講して指導どおりに学習をしても合格できる可能性が低ければ、「やる気」なんか出てこないです。
逆に、その講座についていけば必ず合格できるということであれば「やる気」も自然に湧いてきます。

ところで、よく護送船団方式という言葉が使われ、受講生からのクレームを回避するためにか、レベルを落とした講座を運営している大手スクールなども存在するようですが、資格試験の講座にはなじまないです。

下のレベルに合わせて講座を運営しても、合格者を多く輩出することはできないです。
目標は合格することにあるわけですから、「合格レベル」で講座を運営することが大事だと考えています。
スポーツでも仕事でもそうですが、自分より高いレベルの中に身を投じると、自然とそのレベルに達することができるようになります。
楽だからといって、低いレベルで満足しているようでは決してレベルアップは図れないです。

僕は、大手スクール時代も含めて「合格レベル」で講義を行うように勤めています。
そのため、時間的に制限のある直前講座などでは、かなりのハイペースで講義を行っています。
解説講義1分あたりの情報量は、相当な量になってきます。
でも、このレベルの講義を聞き取れない、聞き取る努力を行なわないようでは「合格レベル」だとは言えないです。
お金と時間を使って講義を受講してくれたのに、合格という結果が得られないような講義はできないですし、受講者側の利益にも反してしまいます。

ちなみに、昨年の大手スクールの講座で担当した大学生のうち6人全員が合格しています。
6月頃から春講座を受講していた方もおられますが、梶原塾のテキストで大部分を講義した8月から開始する夏講座から学習を開始した方が多数です。

「合格レベル」の講座を行なうことについては、講義の準備に相当な時間を要することになりますし、その能力のない他の講師からの風当たりも強くなってきます。
でも、主催する側と講座を受講する側の双方が同じ目標を持って事に当たれば、合格率100%の講座を運営することも不可能ではないはずだと考えています。

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2006年9月 6日 (水)

本試験での解答テクニック その1

宅建試験の本試験での解答の順番についてですが、問30の宅建業法から順に解答するのが良いとの指導をする指導機関が多いようです。

その理由として、①問1から順に解答すると権利関係法令に時間を費やしてしまい、制限時間の120分以内に解き終われない場合があるとか、②権利関係法令の難問に惑わされて自身を無くしてしまうとか、③宅建業法から解答すると、スラスラ解答できて時間に余裕が持てるとか、イロイロ言われていますが、本当にそうなんでしょうか。

何番から解答したとしても、制限時間である120分の中で各一問に費やすことのできる時間は同じです。
もちろん、図解の必要な問題や長文の事例問題の解答に必要な時間と、単なる一行問題の解答に必要な時間は異なってきますが、与えられた制限時間はあくまでも120分です。
結局、何番から解いても持ち時間は同じ訳ですから、マークシートのチェックミスなどの余計なことに神経を使わされるのは避けたほうが無難です。

ちなみに、今年も問30からが宅建業法からの出題だとも限らないです。

「時間が足りなかったことが原因で不合格となった担当受講生はいないはず」だとこのブログでも書いていますが、宅建試験は、時間と格闘しなければならない資格試験ではないと考えています。
合格レベルであれば時間内に全問解答できるように問題は作製されています。

もし、50問形式の問題演習で時間内に解答しきれていない場合は、早く正確に解答する訓練も必要かも知れません。
その場合、問題文を読み取ることに時間を要している場合が多いです。
対策としては、科目ごとや10問単位での解答時間をメモしながら問題演習するのがお勧めです。
解答合わせの際に、時間配分を再検討してみてください。
65~70分経過時に、法令上の制限(問25)まで解答するペースの担当受講生が多いようです。

また、これまで担当してきた受講生の中で、模擬試験などでの成績優秀者が不合格となったケースでは、指導を無視して宅建業法から解答した受験生が多いようです。
原因は、試験開始直後に緊張した状態で”スラスラ”解答してしまった宅建業法での失点です。
本試験独特の緊張感の中で、普段の状態であれば確実に得点できるはずの宅建業法を最初に解答して、ケアレスミスを犯してしまったという後悔の弁を何度か聞いてきました。
知らない知識が出題されて正答できないことはまず考えられない宅建業法で誤答してしまう理由を考えてみてください。
失点すると命取りとなる宅建業法と、そうとは限らない権利関係法令を天秤にかけるのも一考です。

例年、本試験では、問1~3まで解答すると、図解をしなければならない問題が1問は出題されています。
問1から順番に解答して、そこで丁寧に図解をして解答して、「落ちつく」というのはどうでしょうか。
宅建梶原塾では、問1から順番に解答することを推奨しています。

本試験まで残り6週間を切りました。
この時期は、一問一問丁寧に演習することを心がけて、確実に解答できる項目を増やしていくことが大事です。
演習の後は、テキストに戻って上下左右の知識の確認をすることも忘れずに。

※  9/7追記しました。

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